loader image

関係機関 NOSAI用語 お問い合わせ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 診療所だより
  4. 暑さから牛を守りましょう

お知らせ一覧

診療所だより

暑さから牛を守りましょう

広報誌「NOSAIかごしま」Vol.1掲載

曽於家畜診療センター 津曲 圭太



(表)牛の適温域と高温生産限界温度

 牛は暑さに弱い生き物です。乳牛や肥育牛、子牛は特に弱いといわれています。梅雨明けすればいよいよ夏本番、牛たちにとっては過酷な季節になります。牛の環境適温の上限は15℃から25℃といわれ、30℃を超えると生産性が低下します(表)。

 具体的には、採食量の低下、飼料効率の悪化、繁殖成績の悪化、ストレスからの免疫力の低下による病気などが挙げられます。今では猛暑日となる日も珍しくないので、しっかりと暑熱対策することが重要です。


できることから対策を

(写真)稼働中の細霧装置とファン

 暑熱対策で最も有効な手段として送風が挙げられます。髪がなびく程度の風でも体感温度は約10℃低下します。細霧装置と併用すれば気化熱でさらに涼しくなります(写真)。


 また、その他の対策としては、寒冷紗、日陰樹、軒の延長、裸地の緑地化、空気の流れを遮るものの撤去(牛舎内の整理整頓)、冷水給与(ウォーターカップの清掃)などが挙げられます。


 それでも牛が熱射病になってしますことがあります。症状は体表が熱くなり、体温は40℃~42℃と高く、呼吸は速く、よだれを垂らし、餌を食べなくなります。発見したらすぐに通気の良い日陰に移動させ、冷水や送風で体を冷やすなど応急処置を済ませ、獣医師に連絡してください。


 暑熱対策のすべてを完璧にすることは難しいので、牛舎をよく観察してできることから始めてみてください。



※広報誌掲載時の内容に加筆等している場合があります。また、所属・内容等は掲載当時のものです。

関連記事

PAGE TOP